子育て情報、あったかめーる
お知らせ2013年08月26日
「○○さん、こんにちは。あったかめ~る♪のあいです☆」。毎週金曜、こんな書き出しのメールが子育て中のお母さんたちの携帯電話に届く。6年前、亀岡市のNPO法人・亀岡子育てネットワークが始めた情報提供サービス。登録された配信先は現在、府内外で3千の家庭を超える。
「妊娠中は出産のための情報集めに必死。出産後は体が回復するまで動けず、孤独を感じがち。子どもと出かけるための情報が欲しかった」。同NPO理事長の田中美賀子さん(49)がメール配信を思い立ったのは、自身の経験がきっかけだった。
6年前、携帯は普及していたが、情報は雑誌から得るのがまだ主流だった。そんな時、パソコンに詳しい多胡麻衣さん(41)がNPOに入会。2人の子育てに奮闘していたので、「必要な情報が携帯電話に届いたらうれしい」と共感した。香川や広島などでメール配信をしていた子育て支援団体から学び、企業からの助成金も得て2007年6月、サービスを始めた。11年には府全域へ広がった。